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引き裂かれるポイントに自らを置くこと

オリハシです。

アマゾンプライム終了間際、駆け込みで映画見まくりました。期せずしてニューヨークものを2本。

ひとつはアル・パチーノの『恋のためらい/フランキーとジョニー』。こちらは情熱のアル・パチーノ!男臭くかっこいい!

もうひとつが、ウディ・アレンの『マンハッタン』、今日はこっちの話しようか。

モノクロだけどマンハッタンの美しい情景映像は素晴らしい!めちゃくちゃ綺麗!洒落た会話のテンポもいいし、メリルストリープは若くて美人。

ストーリーは華やかな都会で暮らすちょっとインテリな人達の軟弱な話(笑)40代のバツ2、中年男ってどうしようもないねっていう話です。

マッチョな映画には辟易とするけど、この手の話にも真面目に付き合うとがっかりするんで、気軽に観流すのがいい。

まぁ、でも映像美と洒脱な会話だけじゃいけ好かない映画になっちゃうけど、ストーリーにおける中年男の不器用なダメさ加減がこの映画のバランスを取ってるんだな、うん。そうだ。

どんなに洒落てたって、男は所詮そんなこんなもんよっていう落としどころにちょっと安心する人がいるんだろうね。

自分の中にはマッチョな体育会系な血が流れてるのは知ってるわけだけど、いい歳して同類のオラオラした男を見るにつけ「オレはこいつとは違う、こういうふうにはなりたくないぞ」って自分を戒めるんだな。もちろん、オラオラしなきゃ生きていけない環境ってのもあるわな、わかるよ。

話を戻すと、そうやってなんとか心のバランスを保とうとするんだ。

そのツールがウディ・アレンだったり村上春樹だったりするんだと最近気づかされたなぁ。

レイモンド・チャンドラーの『Play back』でフィリップマーロウが言うように
「タフでなければ生きてはいけない。優しくなければ生きてる資格がない」っていう引き裂かれるポイントに自分をおいていたい。

それが本当の強さではあるまいか、と。

ちなみに原文をストレートに訳すとこんな意味合いらしい。
「冷徹な心なくしては生きてはこられなかっただろう。(しかし時に応じて)優しくなれないようなら、生きるに値しない」
16176394_1255706901175808_1057195742_nさぁ、村上春樹はこのあまりに有名な名科白をどう訳したのか?!これだけでも一読に値する一冊。

ニューヨークを舞台にした映画2本から、そんなことを考えたわたくしでありました。

ちなみに今日(3/22)、このグラフィティーライダースを着て展示会に行ったんだけどね。
20160331渋谷駅で東横線降りて、若い外国人の女の子2人を追い越してエスカレーター乗るのに並んでたらさ、

後ろから声がするのよ、もちろん英語で。

「あ、なんか書いてあるよ」

「にゅー、よーく、しぃてぃー」って声を揃えて言うので、

「え?オレのこと?」って感じで振り向いてニコっとしたら、2人も笑ってた^^;

なんか、ちょっとこっ恥ずかしいね。やっぱり。

こんな日本人の中年男ですまん。

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職業柄スタイリストさん達と話すことも多いのですが、彼らは大きなファッショントレンド的な話に終始するのに対し、オリハシさんは一人一人に対して、とても実践的で実際的。現場的なスタイリング感覚が気に入っています。
東京都、40代、文筆家・ライター、Y様